突き刺さる寒さですね。
一週間前の岐阜地区の天気予報では、雪マークがついていた今日ですが、
自宅から自転車で教室まで通っている身としては晴れて何よりです。
どうも、岐阜のデザイン・イラスト教室アドスク!のmasatoです。
さて、岐阜のお天気の話題とは全く関係ないですが、今日は僕の体験談を踏まえたお話をひとつ。
突然ですが、
みなさんがイラストを学びたいなと思った時の目標は何ですか?
もしかしたら「画力の向上」を目標にしている方いらっしゃいませんか?
専門学校にも「とにかく画力が上げたくて」という学生がいますが
実はこの考え方は罠が潜んでいます。
イラストへの想いがぼやける
目標というのは集中できる反面、時に人を盲目にします。
画力の向上を目指すあまり、小手先のテクニックに走ったり
他人の絵を見ても、デッサンの間違いにしか目がいかず
やたらとイラストへのコメントが批判的になってしまいます。
また、自分のイラストに対しても判断基準が
「上手くかけた」か「上手くかけなかったか」になってしまい。
作品としてのイラストへの想いがぼやけてしまうと思うんです。
そもそも画力が必要なのか
究極はこれです。
あなたがイラストに求めることは本当に画力が必要なのでしょうか?
とあるイラストレーターの友達が、息子のために描いたアニメなどのキャラクターをSNSに公開し、自分の画力のなさを笑い話にしていました。
でも彼女は大手のプロダクションとのコラボや書店でも人気の冊子のイラストを手がける売れっ子のイラストレーターです。
これは極端な例かもしれませんが、画力はプロのイラストレーターになるための必須スキルではないことは言えると思います。
画力の向上には終わりがないから…
じゃあ「画力の向上を目指してはいけないの?」と言われるともちろんそうではありません。
僕ももっと画力は欲しいです。
画力の向上というのはイラストを描く人にとっての
「永遠のテーマ」だと思います。
ただ、言いたいのは「何のために画力が必要か」の方が圧倒的に重要だと言うことです。
僕自身一時的に「とにかく絵がうまくなりたい!」と思っていた時期がありました。
でも友人に「masatoくんはイラストレーターとしてどうやって活動していきたいの?」と聞かれたときに答えられませんでした。
そのときに気がつきました。
絵を描きはじめた頃、まだまだ画力なんて言えるものは何もない状態の方が、イラストに対しての「想い」があったんじゃないかと…。
イラストは「自分が楽しんで、誰かを楽しませる」これが本質だと思います。
イラスト教室でも絵がうまくなるためのレッスンをしますが、
生徒のみなさんには「画力」にとらわれることなく楽しくイラストを描いて欲しいですね。